| ◇2001年5月25日◇ |
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店長「今日は、8月23日発売の、PS2「DevilMayCry」のクリエイターである、三上真司さんに突撃インタビューで、CAPCOMにやってまいりました。三上さんこんにちは。」
三上「こんにちは。今日はよろしくお願いします。」
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| ■今回「カッコイイ」ということに重点をおきました。 |
店長「「DevilMayCry」さきほど見させていただいたんですけど、「カッコイイ!これが本当に三上さんの作品なの」という感じだったんですけど、そのあたりに関しては、三上さん、「俺は本当にカッコイイんだよ」というところですか?(笑)」
三上「いえいえ、そういうことはないんですけど。ディレクターの趣味ですから、この「カッコイイ」っていうテイストは。
今回はほとんど現場の方に任せて作ったんで。好き勝手にやらせて、要所要所は僕がしめさせてもらった、という感じですね。」
店長「いやーでも、カッコイイですよね。なんでもありって感じで。2丁拳銃ありの、刀ありの、バシッと決めたり気持ちいいですよね。」
三上「そうですね。今回「カッコイイ」ということに重点をおきました。
僕は「カッコイイ」という以外にほとんど口を出していなんですよ。かっこよくなかったら、「これダメじゃん」ていう・・で、かっこよければOKという。今回、銃(2丁拳銃)も使えますし、刀も使えますし、キック・パンチという、格闘もできるという、で、魔人にも変身できるという、「いたれりつくせり」っていう要素を、全部「カッコイイ」っていうアクションの中に昇華して作っています。ユーザーの中で自分の戦うスタイル、かっこいいスタイルを作ってもらえるんじゃないかなあと、「僕は銃だけで」とか、「僕は剣だけで」とか、「僕は銃と剣だ」っていう、自分自身のスタイルを、自由に作り出せるところが魅力の一つなんじゃないかと思います。」
店長「普通アクションゲームというと、爽快感とかしかないような感じだったんですけど、実は「エッ、そういうのでかっこよさも表現できるんだ」というのが今日びっくりした点なんですけどね。」
三上「そうですね。アクションゲームっていろいろあると思うんですけど、ここまでのスピード感、次々とアクションを繰り出していく、っていうテンポのゲームって今までなかったと思うんですよ。で、スピード感からくる爽快感、連続して敵をバンバン倒していく、この爽快感の連続っていうところが今までのゲームに無かったテイストだと思うんですよね。」
店長「でも本当に意外だなっていうか・・どうしても三上さんイコール「バイオ(ハザード)」ってなっちゃうんで、申し訳ないんですけど(笑)ご本人には・・お嫌でしょうけど・・お嫌、ですよね?」
三上「嫌です(笑)ハイ」
店長「もういい加減、これ(DevilMayCry)は御自身のオリジナルだ、っていうことで作られたものですか?」
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三上「そうですね。もともとこれバイオの新作だったんですけど、ディレクター神谷が暴走して、全然違うタイトルになって、途中で完全に路線を変更して、「カッコイイ」というコンセプトで仕切り直しをして、全く新しい物を作ろうということになったわけです。
「神谷はホラーが嫌だったんだね」って(笑)。
「会社としては必要な部分もあったんだよ。でもお前の気持ちもよくわかる、俺も本当は、オリジナルの方が作りたいんだよ・・」っていうところですね(笑)・・・
クリエイターとしてはすごく一致しているんですけど、プロデューサーとしては・・っていう、困ったところもありましたよね。」 |
店長「そういう場合は会社になんて報告なさるんですか?路線変更の場合は。」
三上「うちの会社は、そういうところには非常にキャパが広いんで・・「バイオの新作じゃなくなりましたーっ!」って、明るい顔で言うと、許して、まあもらえないですけどね(笑)」
店長「(笑)みなさん、内情はこんなんでっせー、みたいな。」
三上「でもバイオ(ハザード)の新作は作ってますよ。」
店長「あ、そうなんですか、これはもう、同時進行なさってるんですか?」
三上「僕がしんどいだけ、っていう。」
店長「ところで、こういうゲームのヒントって、日常の生活の中から見つけるものなんですか?」
三上「うーん、いやほとんどは、今回の場合でいったら「かっこよさ」っていうテイストは、ディレクターの神谷がカッコイイって思えるテイストなんで、これは僕も神谷もたぶん同じだと思うんですけれど、自分が小さい頃、中学校にあがるくらいまでに何を経験して、それが何らかのきっかけでポンと出るだけのものっていうだけで・・」
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| ■お寿司好きですね。回転寿司ですけどね。 |
店長「うちのホームページは中学生くらいの子も見てくれていると思うんですけど、彼らが将来三上さんを目標に、って頑張っている子もいると思うんですよね。そういう子たちは今、何を体験していたら将来役に立つのでしょうかね?」
三上「好きなことをすればいいんじゃないでしょうかね。自分が本当に好きと思えることを、とことん純粋に楽しむ。勉強しなくちゃとか、塾にも行かなくちゃとか、部活もあるし、時間がないしとか、やらなくちゃならない、MUSTやHAVE
TOばっかりじゃなくて、自分がしたい、WANT、が大事ですよね。」
店長「自分がやりたいっていう意志ですね。」
三上「別にやらくちゃならない事はしなくていいと思うんですよ、若い時分は。だからもっと楽しんだら?って。塾に行かないと怒られたり成績が悪くなって、就職がどうのこうのって、そんな将来を気にして生きているよりも、純粋に今自分が楽しいって思える事を存分にやること。あまりに怠けていて怒られる分は適当にちょろまかしておくっていう(笑)。それを十分に楽しめてきた人間っていうのはやっぱり、相当自分が好きなものは吸収しやすいんで、それがやっぱり自分の財産になっていくのかなあって思います。」
店長「三上さんの中学生ぐらいってどんな少年だったんですか?まずどこ産なんですか?(笑)」
三上「僕は山口県産ですね。いなか出身です。」
店長「魚がおいしいところですね。」
三上「そうですね。うん、ふぐがおいしいですね。下関近いんで。」
店長「だからお寿司が好きなんですね」
三上「お寿司好きですね。回転寿司ですけどね。」
店長「(笑)回転寿司屋の比較がお好きというのがちょっと・・」
三上「食べ比べはすごくいいですよ」
店長「一日に何軒もはしごなさるんですか?」
三上「いやいや、それは胃がもたないんで(笑)週に一回くらい。」
店長「それはお友達同士とかで行かれるんですか?」
三上「そうですね、ハイ」
店長「で、採点表とかあるんですか(笑)?」
三上「いえいえ、点数はつけないですよ(笑)」
店長「5つ星とか、4つ星、とか」
三上「そうですね、なかなか5つ星はないですね、僕理想が高いんで(笑)4つ星が限界かな、付けるとしたら」
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| <閑話休題> |
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| ■ ユーザーが自分の作品として色付けしやすいように工夫してます。 |
三上「僕は、(DevilMayCryの主人公を指さし)この主人公が特に気に入らなくて・・ディレクターはすごくお気に入りで。」
店長「(笑)」
三上「神谷はものすごく好きですよ。」
店長「神谷さんにお会いしたくなっちゃいますね、ここまで言われると(笑)」
三上「なんか、イギリスかぶれでしょ。で、ファッションのスタイルも一昔前の英国スタイルがモチーフになっているんですね、デザインが。」
店長「今回、スタイリッシュ・ハード・アクションって・・・わけわかんない(笑)」
三上「はい、はい・・まあ、ディレクター神谷の暴走によって生まれた、たまたま出てきた良質のゲームですね」
店長「でも(ゲームを)やっていて、ほんとうに展開が早くて、どんどん次から次へと・・楽しみですよね、次はどうなるの?もっとやりたい!っていう気にさせてくれる。体験版やったらそう思いました。」
三上「そうですね、今回ストーリーっていうのはそんなに厚くはないんですけど、気になる、気になるっていう感じで..バイオだったらもう、アンブレラが悪くて、ゾンビが出てきてっていう根幹がわかっちゃってるじゃないですか。で、今回はまったく1から謎だらけなんですよ。それをだんだんと突き詰める事はできるんですけど、核心の部分はぼかしているんで、あとは皆さんの御想像にお任せしますという、非常にユーザーが自分の作品として色付けしやすいように工夫してます。」
店長「そこが面白いなと思うんですよね。普通ゲームって、違うじゃないですか。曖昧にしていないっていうと変ですけど、もうやっつけたら終わり、みたいな・・」
三上「ええ、その、やっつけたら終わりは終わりなんですけど」
店長「つまり、一人一人のキャラクターに、謎を持たせているわけですよね。だから、私が思っているのと三上さんが思っているのとでは違うかもしれないという。」
三上「そうですね、まあ、映画でもそういうところがあるんですけど、ゲームはそういうのが一番しやすいんですよね。なのに、一方的にこう一本道を決めちゃっているっていうのが、ゲームらしくないかなと、それじゃ、映画と一緒じゃんっていう話ですよね。だからゲームなんだからもうちょっと謎かけがあってもいいんじゃないの、っていう。だから今回は大体こうに違いないんだっていってても、あと一歩が詰め切れなくて、でも、わからないっていうところが、作品を通
して、ゲームをし終わった後の余韻として残っちゃう。ずっと記憶に残っちゃうという。続編が出たらやっぱり、それが欲しくなってしまうという感じです。」
店長「今日は本当にお忙しいのにありがとうございました。」
三上「ありがとうございました。」 |
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三上真司さんにサインをいただきました。
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