| ◇2002年4月21日◇ |
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突撃インタビューも第5回!
今回は、
株式会社ナムコ
「熱チュー!プロ野球2002」
プロデューサー
塩澤 敦 氏
(他作品に、スマッシュコート、エースコンバット3、エースコンバット4)
のインタビューを行ないました。
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店長「今日は『熱チュー!プロ野球2002』を作っていただきました、塩澤さんにお話を伺っているところです。本当に今日はありがとうございます。」
塩澤「いえいえ・・」
店長「今回、はじめてゲームを拝見させていただいた時に、もう単純に『とにかく面白い!』って思ったんですよ。で、けっこう私ゲームの方は全然できない人なんですけど(笑)、それでもちょっとプレイしてみたら『えーできるやん!』みたいな・・そんな印象をうけたんですけども、・・そんなノリでいいんでしょうか?(笑)」
塩澤「そうですねー(笑)」
店長「絵が綺麗でリアルなんで、最初は難しいのかなって思ったんですよ」
塩澤「ええ、それはよく言われるんですけども、一応『野球ゲーム』なんで、若い方ってゲームが得意な方多いですよね、どんなに難しくしても、かなりの攻略をしていただけると思うんですけども、我々世代の、勿論ゲーム会社で働いていらっしゃらないような、それほどゲームが得意ではないという方だと、あまりやっていただけないので、その方々になんとかやっていただけるようなレベルにしましょうということで・・」
店長「なるほどー。失礼な言い方ですけど、オヤジゲーじゃないけれど、そんな感覚で・・」
塩澤「いや、オヤジゲーは、目指したところなんです、ハイ(笑)。週刊ポストであるとか、そういうところで取りあげられてもいいっていうぐらいの、それをよく読まれている世代の方がやってもいいっていうくらいのゲームにしたかったので・・」 |
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店長「とにかくリアルなのに、私でもそんなに難しい操作がなくできるっていうのはまず一番オドロキだったんですよ。それとやはりあのリアルさですね。・・あの選手の動きなどはどうやって盗まれたのでしょうか?」
塩澤「そうですねー・・」
店長「モーションキャプチャーはお使いになったのでしょうか?」
塩澤「モーションキャプチャーは使った選手もいるんですよ。再現するのが難しい選手が何名かいたんですけども、真似る人も真似られない、真似ができない、例えば松坂投手の投げ方をしてくれと元プロ選手に頼んでやってもらったんですけども、さすがに難しい投手が何名かおりまして・・」
店長「投手のほうが難しいものなんですか?」
塩澤「そうですねー、その方(モーションキャプチャーを依頼した方)がピッチャーだったんで、やっぱり自分の投げ方っていうのを固定してあるんですよね。なかなか人のを真似するっていうのが(笑)、打つほうがまだ真似しやすかったらしいです。」
店長「あ、そうなんですかー・・やはりそういう元野球選手などをお使いになって、モーションキャプチャーで作るものなんですか。」
塩澤「ええ、そうですね、はい。で、あとはビデオからですね。大体こう、ふりかぶってからふりきるまでの関節であるとか腰ですよね、この基本的な軌道は大体わかりますので、それをベースに、例えば・・イチロー選手は入っていないんですがイチロー選手であればこう、中間はこうだから、かまえと、最後のところを再現すればかなり近づくのではないかということで、ビデオを見ながらやってます。」
店長「なるほどねー。そうすると球場なんかに足を運んでずっと撮られたんですか?」
塩澤「えーとですね、そういう場合もあるんですが、概ねテレビですね。テレビから撮りまして・・」
店長「え、テレビの中継を?」
塩澤「はい、あとは何名か丁度球場の取材へ行ったときに試合がある場合は上の方とか横の方とかからビデオをまわしていくという・・盗撮ですね(笑)」
店長「知らなかったー(笑)一番やっぱり難しかったのは、さっきお名前出ましたけども松坂選手の再現が難しかったんですか?」
塩澤「ええ、それは真似る方が・・」
店長「ああ、そうですね。」
塩澤「特に最初は、誰が難しかったかっていうことより、ゲームにモーションキャプチャーした動きを組みこんでスムーズに動かすっていうのが一番難しかったです。」
店長「やっぱりあの、本当にスムーズっていうのは難しいですよね、人間の自然な動きの再現っていうのは本当に難しかったと思います。」
塩澤「ええ、ですから『鉄拳』の方であるとか、『ソウルキャリバー』でモーションをやっていたチームの方々から教えを請いまして・・」
店長「なるほど。やっぱりそういうところでは、ナムコさんは層が厚いですからいろんなところから応援して頂けますものね。」
塩澤「そうですね(笑)」 |
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店長「最初に戻ってしまいますが、どういうコンセプトで一番最初はお作りになられたんでしょうか?」
塩澤「一番最初はですね、あのー、野球っていうのは非常に、最も面白い競技なんで、この面白さっていうのをゲームを通して世に広めてですね、最近は特に野球離れとは言われてますけれど、そのあたりをもう1回、ゲームの方からバックアップしていこうと、そういうコンセプトですね。その為には、野球の本質ですよね、その本当の面白さっていうのを出せば必ず野球の魅力が伝わると思ったので、どこまで本物を作りこめるかっていうのを目指しました。」
店長「ナムコさんっていうのは、『ファミスタ』のイメージがあるから、あの可愛らしいイメージでいこうと思われなかったんですか?」
塩澤「一応途中まで作っていたものは全部なしにしまして・・」
店長「ああそうなんですか。それでリアル路線に。」
塩澤「ええ、本当は私はリアル路線派だったんで(笑)」
店長「なるほどー。・・ご自身も野球はお好きなんですか?」
塩澤「そうですね。もともと小さい頃からは野球だけだったんで。ただ、間ですね、働き出してから、海外向けのスポーツゲームを、よその会社なんですけど・・いろいろ作ってまして、その間は見なかったんですけど、で、だんだん作っていくうちに原点に戻りたいということで、野球を、・・ここ3年くらいですね、もう1回見直そうと思い出したのは。」
店長「野球をもう1回見直してみて、どういう点が変わったとかそういうのはありましたか?」
塩澤「変わったというかですねー、・・実際僕、野球を見てまして、詳しいほうだとは思っていたんですけども、もう1回0から、自分の知識を0に戻して理論書などを全部読んでちゃんと見に行って、実戦を見て、本当に正しいのかということを見たりとかですね、例えば野球ってこういう仕組みなんじゃないかとか仮説を立ててプロ選手などに聞いてみるとかしてるうちにですね、全然自分の知らなかった事に気付いて(笑)・・それが衝撃でしたね。」 |
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店長「本当に失礼な話なんですけど他社で今すごいいい野球ゲームが出てるじゃないですか。でもともとは私、野球ゲームに関して言えばナムコさんの『ファミスタ』に原点があるっていうか、やっぱり野球ゲームは『ファミスタ』だよね、っていう・・でそれを今度コナミさんが研究なさって、とにかくとことん研究なさって『パワプロ』が生まれたと思うんですね。で今回そのあたりは意識なさったんでしょうか?」
塩澤「最初はあの、会社的にはやっぱり、もう1回取り戻してくれっていうミッションはくだりましたけど(笑)、とりあえずまずはそれ以前に野球をちゃんと研究すればきっと違うものになれる、っていう確信はあったんで・・」
店長「なるほど。」
塩澤「・・うまく棲みわけていければ、と思っています。」
店長「なるほど。」
塩澤「実際、うちの会社自体はそんなに攻撃的な会社じゃないんで(笑)」
店長「(笑)」
塩澤「おっとりした会社なんで・・だからこう、一緒に広げていければいいなと思っています。」
店長「ゲームを好きな人をもっともっと広めていきたいということですね。」
塩澤「そうですね。いろんな趣味の方、嗜好の方がいると思いますので、例えばこれだけでカバーできるとは思いませんので。やっぱりお店に並んだときにも、サッカーゲームがこうダーっとならんでいる横で、野球ゲームもこういろんな各社さんからのものを並べていただけると、お店の方でも彩りというか(笑)、じゃあこういうお客様にはこういうもの、とおすすめできると思うんですよね。ですからそういう意味では、共存できれば一番いいことだと思います。」 |
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店長「もっともっと野球ゲームをやってくれる人が増えてくれれば、それが一番ありがたいですよね。」
塩澤「本当にそうですね。」
店長「ちょっと今、野球が沈滞していますからね、それに渇を入れていただけたと私は思っていますので・・」
塩澤「ええ、このゲームはオプション設定も充実して非常にやさしくもなりますので、例えばお父さんとお子様ですとか、お母さんとお子様などという形でいい勝負ができると思いますので、あとはお父さんお母さんの知識を出して子供をギャフンと言わしていただければ(笑)。親子で楽しめる野球ゲームですから。」
店長「そうですね。世代を越えてできるっていうか、本当に楽しく仕上がっているんで是非これはおすすめしていきたいです。うちとしても頑張って応援していきます。今日は本当にありがとうございました!」
塩澤「はい!ありがとうございました。」 |
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